びらびら(小陰唇)の平均的な大きさと肥大化への対処法
記事監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック郡山院 院長
安齋誠基
- 岐阜大学医学部医学科 卒業
- 上都賀総合病院
- 大手美容クリニック 院長
「びらびらが大きいことに悩みを抱えている」
「小陰唇の平均サイズってどのくらい?」
このようにびらびらの大きさに悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
人目につかない場所ですが、痛みや違和感を抱くなどコンプレックスに思っている女性は少なくありません。
本記事では、びらびらの大きさについて詳しく解説します。
平均サイズについても紹介しているので、びらびらの大きさに悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
びらびら(小陰唇)とは
びらびら(小陰唇)は、女性の外陰部にあるひだ状の組織で、多くの女性がその大きさや形状について不安を感じることがあります。
しかし、小陰唇の大きさや形状は個人差があり、すべての女性にとって自然で正常なものです。
平均的なサイズにこだわる必要はなく、それぞれの体の個性として捉えることが大切です。
びらびら(小陰唇)の正しい位置と副皮との違い
小陰唇は、大陰唇の内側にあり、陰核(クリトリス)から始まり膣口までを覆っています。
一方、副皮は小陰唇の上部にあり、クリトリス周辺を覆う薄い皮膚です。
小陰唇と副皮を正しく区別することで、外陰部の構造に対する理解が深まります。
びらびら(小陰唇)の役割
小陰唇は、膣口や尿道口を保護し、性感にも関与する重要な役割を担っています。
さらに、デリケートな部分を乾燥や外部からの刺激から守る保護機能も備えています。
これらの役割を理解することで、自分の体に対する肯定感を持つことができるでしょう。
びらびら(小陰唇)の平均的な大きさと色
まずはびらびらの位置について理解しておきましょう。
クリトリスから肛門方向に伸びている、ひだ状の皮膚がびらびらです。
人によって多少位置が異なりますが、伸縮性やふっくらとした感触が目印です。
またびらびらはクリトリス包皮につながる「副皮」と間違われるケースもあるため、正しい位置を理解しましょう。
びらびら(小陰唇)の平均サイズ
びらびらの平均的なサイズは、長さ4〜5cm、幅1〜1.5cmとされています。
これらは、あくまでも平均値であり、小陰唇の大きさは個人差が大きい傾向があります。
そのため、痛みや違和感などのトラブルが無ければ過度に心配する必要はありません。
びらびら(小陰唇)の色の個人差
小陰唇の色には、ピンクや茶色、紫色などの多様性があり、これらはメラニン色素の量や血流の違いによって生じます。
色の違いは自然なものであり、自分の体に自信を持つことが大切です。
びらびら(小陰唇)が肥大化することによるトラブル
びらびらが平均サイズよりも大きいと、下記のようなトラブルが生じる可能性があります。
- 痛みや違和感
- 黒ずみが目立ちやすくなる
- 排尿しづらい
今はトラブルが無くても、後に痛みや違和感などが生じるケースがあることを理解しておきましょう。
ここからは、びらびらが大きいことで生じるトラブルについて紹介します。
痛みや違和感、かゆみ
びらびらが大きいと下着やナプキンなどと擦れやすくなります。
他にも自転車に乗る際などに摩擦刺激が生じたり、性行為の際にびらびらが巻き込まれてしまれたりして、痛みが生じるケースも少なくありません。
痛みや違和感がストレスになっている場合は、手術で改善するのがおすすめです。
黒ずみやにおいの悪化
びらびらが大陰唇より大きくはみ出していたり、肥大化したりしていると、黒ずみが目立ってしまいます。
痛みや違和感などはなくても、パートナーの目を気にして悩みを抱えている方も多くいます。
常に摩擦刺激が生じていると、メラニン色素が多く生成され、黒ずみやすくなるため、注意が必要です。
肌に優しい素材のショーツやナプキンなどを着用するなどして工夫しましょう。
排尿困難
びらびらが大きいと、排尿時に障害となり、まっすぐ排尿できないケースがあります。
尿が飛び散るだけでなく、うまく拭き取れないため、臭いの原因にもつながります。
パートナーや他人の目が気になる
小陰唇の大きさや形、色に対して他人の目を気にする女性もいますが、重要なのは自分自身がどう感じるかです。
自分の体に自信を持ち、他人と比べず、自分を大切にする意識を持ちましょう。
びらびら(小陰唇)の肥大化の原因
小陰唇の大きさには個人差があり、肥大化することもありますが、これは自然な変化です。
成長やホルモンバランスの変化に伴い、小陰唇が大きくなることがあります。
自己ケアを心がけることで、安心感を持つことができます。
先天性要因
小陰唇の大きさは、遺伝的要因によることが多く、家族内で似たような形状や大きさを持つことがあります。
これは身体の自然な多様性の一部であり、特別な異常を示すものではありません。
生まれつきの形や大きさに合わせたケアが重要です。
ホルモンバランスの変化(思春期、更年期、妊娠・出産など)
思春期や妊娠、更年期など、ホルモンバランスの変化に伴って小陰唇の大きさや形状が変わることがあります。
これらは自然な変化であり、それぞれのライフステージに応じた適切なケアが求められます。
加齢による変化
加齢によって皮膚の弾力性が低下し、小陰唇も変化します。
特に閉経後は乾燥しやすくなり、垂れることもありますが、これは自然な老化現象であり、保湿ケアなどで対応することができます。
特定の病気(象皮症など)
小陰唇の肥大が特定の病気によって引き起こされることもあります。
象皮症などの疾患は、リンパ液の流れが阻害されて皮膚が腫れることがありますが、異常を感じた場合は専門医に相談することが重要です。
びらびら(小陰唇)の肥大化への対処法
- セルフケア
- 小陰唇縮小手術の手術方法
- 小陰唇縮小手術のリスクや副作用
上記の項目に分け、小陰唇の肥大化への対処法ついて詳しく解説していきます。
セルフケア(アンダーヘアで隠す、天然素材の下着を選ぶなど)
日常生活で取り入れやすいセルフケアも有効です。
通気性の良い下着を選ぶことで摩擦を防ぎ、アンダーヘアのスタイリングで悩みを和らげることができます。
敏感肌用の製品を使用することで、デリケートゾーンへの負担を減らすことも大切です。
小陰唇縮小手術
びらびらの大きさを整えたい方は、小陰唇縮小手術がおすすめです。
根本的に大きさを変えられるため、びらびらに悩みを抱えている方に検討していただきたい施術です。
小陰唇縮小手術の方法
小陰唇縮小手術は、余計な小陰唇を切除・縫合する手術です。
大きさを改善するのはもちろん、左右差を整えることもできます。
痛みが気になる方もいるかもしれませんが、局所麻酔を効かせて行うため、手術中の痛みはありません。
またびらびらが大きい方は、副皮という大陰唇と小陰唇の間にあるヒダ状の皮膚も発達しているケースが多くあります。
そのため、小陰唇縮小手術と副皮手術を併用することがあります。
よりきれいな女性器を目指したい方は、カウンセリングの際に医師に相談しておきましょう。
小陰唇縮小手術のリスクや副作用
ダウンタイム期間は、個人差がありますが1週間程度です。
腫れや痛みのピークは手術当日〜3日ほどで、1週間程度で、痛みや腫れは落ち着いてくる場合が多いです。
術後1ヶ月程度で違和感も感じにくくなり、傷も回復するため、安静にして経過をみましょう。
なおびらびらを切除しすぎてしまうと、痛みが生じたり、尿の飛び散りがひどくなったりする可能性があります。
これらは、医師のスキル不足で生じるため、高い技術を持った医師のもとで受けることが大切です。
びらびら(小陰唇)の悩みを抱えている方へ
小陰唇の悩みを抱える女性は多いですが、一人で悩む必要はありません。
適切な対処法や相談先を知ることで、不安を軽減し、安心感を得ることができます。
一人で悩まず専門家に相談することの大切さ
小陰唇に関する悩みは、専門家に相談することで正確な情報を得ることができ、精神的な負担も軽減されます。
必要に応じて形成外科や婦人科の医師と相談し、適切なケアや治療を検討することができます。
クリニック選びのポイント(片側のみの手術対応など)
クリニック選びでは、医師の専門性やカウンセリングの充実度、アフターケアの体制が整っているかを確認することが大切です。
適切なクリニックを選ぶことで、安心して治療を受けることができます。
びらびらにまつわるお悩みはアリエル美容クリニック郡山院にご相談ください
小陰唇縮小手術を受けるなら、アリエル美容クリニック郡山院がおすすめです。
当院では、小陰唇縮小手術をはじめとする婦人科形成を得意とした医師が在籍しています。
痛みや違和感の軽減だけでなく、きれいな女性器に仕上げられるようこだわって手術を行っています。
また当院に在籍している医師やスタッフは、全員女性のため、デリケートな悩みを相談しやすいのもポイントです。
女性同士だからこそわかり合える悩みのため、緊張せず、リラックスして悩みをご相談ください。
なお院内は、完全個室でプライバシーに配慮しているため、安心して施術を受けられます。
気になる方は、ぜひ一度アリエル美容クリニック郡山院にお越しください。
まとめ:びらびら(小陰唇)の平均的な大きさを知り、悩みがある場合は適切な対処を
びらびらの大きさが平均サイズよりも大きいからといって過度に心配する必要はありません。
あくまでも平均値であり、個人差が大きい部分のため、トラブルがない場合は、そのまま過ごしましょう。
ただし、痛みや違和感、パートナーの目が気になるなどトラブルや悩みがある際は、小陰唇縮小手術を受けて改善するのがおすすめです。
多くの美容クリニックで扱われている手術ですが、医師のスキルによって仕上がりが左右するため、クリニックや医師選びは慎重に行いましょう。
びらびらの大きさが平均サイズよりも大きいことに悩みを抱えている方は、少なくありません。
当院では、小陰唇縮小手術の執刀経験を多く持った女性医師が在籍しています。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。