クマ取りは、疲れて見えてしまう目の下のクマを解消させる治療です。クマには茶クマ・青クマ・黒クマといった種類があり、クマの種類で治療法が異なります。

茶クマは、色素沈着が原因となっているため、トレチノイン、ハイドロキノンと呼ばれる外用剤を用いる方法や、レーザーを照射する方法で治療します。

青クマは、寝不足や目の疲れなどで生じやすく、目の下の血流が悪いことで血管が透けて青く見えている状態です。血行不良を改善するケアが最も有効で、レーザーやピーリングのほか、注入治療などもあります。

黒クマは、目の下のたるみが原因のクマです。クマで悩まれる方の90%はこのクマと言えます。

黒クマは、目の下のふくらみ（眼窩脂肪）が主な原因となっているため、目の下のふくらみを取り除く「目の下の切らないたるみ取り」（下眼瞼脱脂）による治療が最も効果的です。

ただし、「目の下の切らないたるみ取り」（下眼瞼脱脂）のみを行ってしまうと、かえってくぼみが目立つ、除去した部位の下がたるむといったことが起こる可能性もあり、そのような場合には脂肪注入も同時に行う必要があります。

ヒアルロン酸注入でくぼみを目立たなくさせることもできますが、脂肪注入のほうが、もちがよく、注入した部分に生着してくれる、注入によるアレルギーリスクが少ないという点でおすすめです。

また、たるみが強い方は、目の下の皮膚切除を併用して行う場合もあります。

このように、クマの種類に適した施術を行わなければ期待する効果を得ることが難しいため、術後の仕上がりを十分想定した施術が必要となります。

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