小陰部にできものができる原因は?注意点や考えられる病気を紹介
「小陰部にできものができてしまった」このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
非常にデリケートな悩みですが、放置してしまうとさまざまなトラブルに発展する恐れがあるため注意が必要です。
本記事では小陰部にできものができる原因や注意点について詳しく紹介します。
このような悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
小陰部にできものが生じる病気
小陰部にできものができるのは、すべてが病気というわけではありません。
生理現象で生じるイボの可能性もあるため、まずはクリニックに相談するようにしましょう。
ここからは小陰部にできものが生じる病気について紹介します。
外陰炎や外陰皮下膿瘍
外陰炎は女性器やその周辺の皮膚に炎症が起こる病気です。
性感染症や膣カンジダ症など原因は多くあります。
かゆみ・腫れ・痛みなどの症状が特徴です。
バルトリン腺炎
膣口にはバルトリン腺という性行時に潤滑油のはたらきをする粘液を分泌する器官があります。
このバルトリン腺が細菌感染を起こすと発赤や腫れ、痛みなどを引き起こします。
さらに重症化するとバルトリン腺に膿が溜まり「バルトリン腺嚢胞」といったものが形成されるので注意が必要です。
バルトリン腺嚢胞ができると、小陰部にも腫れや痛みを引き起こします。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎はいわゆる「かぶれ」といった症状です。
下着や生理用ナプキンと皮膚が擦れることが原因とされています。
接触性皮膚炎を発症すると痒みや痛み、発赤などが生じます。
重症化すると水疱といった皮膚表情が現れる恐れがあるため、できるだけ摩擦を起こさないようにすることが大切です。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは性行為やウイルスが付着した便座やタオルを介して感染する病気です。
性器周辺に水ぶくれが生じ、水ぶくれが破れると排尿時などに強い痛みが出る傾向にあります。
また性器ヘルペスは1回完治しても風邪やストレス、生理など免疫が低下している際に再発症する恐れがあるのが特徴です。
一般的には再発症しても軽症といわれており、約60%の人は再発症に気づかないといわれています。
毛嚢炎
毛嚢炎とは毛穴内に細菌が入ることで引き起こされる病気です。
小さな皮疹ができ、圧迫すると痛みを伴うのが特徴です。
発疹の内部には膿が溜まっており、重症化すると小陰部にも腫れが生じ、膿が出てしまうこともあります。
小陰部にできものが生じる原因
小陰部にできものが生じる原因は、日常生活の習慣が原因によることが多い傾向にあります。
日常生活を少し工夫することで防げる可能性があります。
陰部が清潔に保たれていない
陰部には排尿や排便によるさまざまな細菌が潜んでいます。
さらに常に下着と密着しており、通気性が悪く蒸れやすいため、不衛生になりやすい部位です。
不衛生な状態が続くと炎症を引き起こす恐れがあるため、清潔な状態を維持することが大切です。
清潔を保つためには生理用品をこまめに交換したり、通気性の良い素材でできている下着を身につけたりするようにしましょう。
またガードルやスキニーなど下半身に強く密着する衣類も蒸れの原因になるため、長時間の着用は控えるのがおすすめです。
膣内を過剰に洗浄してしまっている
膣内を清潔に保とうとして、過剰に洗浄してしまう方もいるのではないでしょうか。
膣内には陰部を清潔に保つ常在菌が多数存在しています。
膣を過剰に洗浄してしまうと常在菌が洗い流されてしまい、細菌感染を引き起こしやすくなってしまいます。
陰部を洗浄する際はよく泡立てた石鹸で外陰部を優しく洗いましょう。
なお膣内まで石鹸で洗う必要はなく、シャワーを当てる程度で十分洗浄されます。
ビデの頻繁な使用も常在菌を洗いがなしてしまうため、使用回数を控えるのがおすすめです。
無理な性行為による刺激
腟内が十分に潤っていない状態での性行為も、小陰部に刺激を与えてしまう恐れがあります。
摩擦による刺激で腫れやただれを起こしてしまう可能性があるため、注意しましょう。
性行為時に膣内の潤いが足りない場合は、潤滑ゼリーなどを使用するのがおすすめです。
また痛みを感じた際には性行為を中止するようにしましょう。
小陰部にできものができた際の注意点
小陰部にできものができた際の注意点を紹介します。
他人に相談しづらいデリケートな問題なため、ここで注意点を理解しておきましょう。
触らないようにする
できものが気になって触ったり、潰したりするような行為は絶対にやめましょう。
さらに悪化する恐れがあるうえに、手に付いている細菌が傷口に入ってしまう可能性もあります。
できるだけ触らず、摩擦による刺激が少ない下着を身につけるようにしましょう。
放置せずクリニックを受診する
小陰部にできものができた際には、放置せずクリニックを受診しましょう。
陰部にはさまざまな細菌が潜んでいるため、思わぬ病気にかかっている可能性も考えられます。
なかには早急に治療を行わなくてはならない病気もあるため、自然治癒に頼らず、まずはクリニックに相談してください。
また非常にデリケートな施術なため、女性医師が在籍しているクリニックを選ぶのがおすすめです。
安心して通院できるようなクリニックを選びましょう。
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小陰唇にできものが生じる原因を正しく理解しよう!
小陰部のできものについて詳しく紹介しました。
陰部にはさまざまな細菌が潜んでいるため、常に清潔を保つ必要があります。
生理用品をこまめに交換したり、蒸れを軽減させたりなど、日常生活上の行動を見直してみましょう。
また小陰部のできものは病気ではなく、イボの可能性もあるため、まずはクリニックを受診するのがおすすめです。
アリエル美容クリニックでは女性院長が在籍しているため、デリケートな施術で男性医師に抵抗のある方でも安心して通院できます。
気になる方はまずカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。