アリエル美容クリニック郡山院/美容外科・美容皮膚科・医療脱毛
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コラム

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鼻整形後にできなくなることと注意点

記事監修医師プロフィール

アリエル美容クリニック郡山院 院長

安齋誠基

  • 岐阜大学医学部医学科 卒業
  • 上都賀総合病院
  • 大手美容クリニック 院長

鼻整形を検討しているけれど、術後にできなくなることがあると耳にし、不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。できなくなることを知らずに施術を受けてしまうと、後悔する可能性もあるため、しっかり理解しておくことが大切です。

本記事では、鼻整形後にできなくなることを紹介します。ほかにも鼻整形の種類やダウンタイム中の過ごし方なども解説しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

鼻整形後に永久にできなくなること


鼻整形後に永久にできなくなること

鼻整形のダウンタイム中は、強く鼻を噛んだりメガネをかけたりすることはできません。しかし、ダウンタイムが終わってしまえば、特に制限なく生活できます。鼻が折れるリスクのあるスポーツや格闘技などは控えた方が良いですが、完全にできなくなってしまうわけではありません。

鼻整形後のダウンタイム中にできないこと

鼻整形のダウンタイムは、腫れや内出血、痛みなどが生じます。そのため、下記のような行動はNGとされています。

  • 強く鼻をかむ・鼻を触る
  • 洗顔・シャワー・入浴
  • 運動・飲酒・喫煙
  • メガネ・サングラス・イヤホンの着用
  • うつ伏せ寝・鼻へのマッサージ

これらを守らずに生活してしまうと、ダウンタイムが長引いたり、仕上がりに影響を与えたりするため、必ず守りましょう。それぞれについて詳しく解説していきます。

鼻をかむ・鼻を触る

施術にもよりますが、術後は傷跡がしっかりとくっ付いていません。そのため、強く鼻をかんだり、触ったりすると傷口に負担がかかってしまいます。場合によっては、傷口の治りが遅くなったり、出血したりする恐れがあります。

もし鼻水が出る場合は、ゆっくり優しく鼻をかむようにし、ティッシュで軽く拭うようにしましょう。1ヶ月程度経過すれば普段どうりに鼻をかんでいただいて構いません

洗顔・シャワー・入浴

ダウンタイム中は、洗顔やシャワー、入浴なども制限されます。クリニックや施術によっても異なりますが、洗顔はギプスが濡れるのを避けるために取れるまでは行わないほうがよいでしょう。またシャワーは、短時間であれば施術翌日から可能なケースが大半です。

なお湯船に浸かるのは、施術1週間後の抜糸が終わるまでは避けてください。入浴によって血行が促進されると、痛みや腫れ、内出血などを悪化させる可能性があるためです。入浴は腫れなどが治まり、傷口が安定するまでは控えましょう。

運動・飲酒・喫煙

運動や飲酒も入浴と同様に血行を促進させる可能性があるため、NGとされています。仕事などで激しい運動を行う方は、休暇を取得したり、体を動かさない業務に専念したりしてできるだけ体を動かさないようにしましょう。

またタバコは、ニコチンの血管収縮作用によって、血液の巡りが悪くなります。血液のめぐりが悪くなると必要な栄養素が供給されづらくなり、傷の治りが悪くなったり、感染リスクが高まったりするため、控えるようにしましょう。

メガネ・サングラス・イヤホンの着用

鼻プロテーゼを受けた場合は、術後1ヶ月間はメガネやサングラスの着用はできません。鼻根部や鼻筋を圧迫するため、プロテーゼの刺激になり、ずれる可能性があります。

また自家組織移植は、耳の軟骨を採取して鼻に挿入します。そのため、術後は耳にも傷ができるため、イヤホンを装着できない可能性があります。耳に挿入するタイプではなく、骨伝導イヤホンなどであれば使える可能性もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

うつ伏せ寝・鼻へのマッサージ

術後2週間程度は、うつ伏せ寝も控えましょう。傷跡が不安定な状態でうつ伏せ寝をすると、鼻が圧迫され、仕上がりに影響を及ぼす可能性があるためです。

そのため、術後2週間程度は仰向けで寝るように心がけましょう。ほかにも半年程度は、鼻を圧迫するようなマッサージも控えてください。ある程度時間が経過した後もエステなどを受ける際は、鼻整形をしている旨を伝えておくと安心です。

鼻整形の種類別の経過とやってはいけないこと

鼻整形は、鼻プロテーゼが代表的ですが、ほかにも下記のような施術があります。

  • ヒアルロン酸注入
  • 鼻プロテーゼ
  • 鼻骨骨切り・頒布切除
  • 小鼻手術
  • 鼻尖形成・鼻尖軟骨移植
  • 鼻中隔延長術

それぞれの施術方法やダウンタイム、やってはいけないことなどについて紹介します。

ヒアルロン酸注入

鼻のヒアルロン酸注入とは、注射器で鼻の根本から鼻筋にかけてヒアルロン酸を注入し、高さを出す施術です。鼻整形は、切開を伴う施術が多いですが、ヒアルロン酸注入であれば切開の必要がないため、美容整形初心者の方でも受けやすいのが特徴です。

またヒアルロン酸は、元々人間の体内に存在する物質のため、アレルギーや拒否反応のリスクが低い傾向にあります。さらにダウンタイムもほとんどなく、日常生活への支障もありません。

一方でデメリットとして、半永久的な効果を期待できない点があげられます。効果の持続期間には個人差がありますが、一般的に1年〜2年程度です。効果を持続させるには、定期的に施術を受けなくてはなりません。

手軽に鼻整形を受けたい方には向いていますが、半永久的な効果を得たい方は、他の施術を検討することをおすすめします。

鼻プロテーゼ

鼻プロテーゼとは、医療用のシリコンで形成されたプロテーゼを鼻に挿入し、高さを出したり、鼻筋を整えたりする施術です。プロテーゼは、鼻の穴から挿入するため、皮膚表面に傷ができることはありません。数ミリ単位で高さなどを調整できるため、理想を再現しやすいのがメリットです。

ダウンタイムは、7日〜10日程度で目立つ腫れなどは引いていきます。ギプス固定を行う期間は、クリニックによって異なり、3日〜2週間と差が大きいため、詳しくはカウンセリングの際に確認しておきましょう。

またプロテーゼは、挿入後に傷口から感染症を起こすリスクがあります。感染症にかかるとプロテーゼを除去しなくてはならないケースもあるため、術後は患部を清潔に保ちましょう。

鼻骨骨切り・ハンプ切除

鼻骨骨切り・ハンプ切除とは、鼻筋の途中が盛り上がっている鷲鼻の改善に用いられる施術です。鼻の穴を数ミリ切開し、そこから専用のノミで鼻骨を削り、整えます。鼻の穴の中から施術を行うため、皮膚表面に傷はできません。

術後はギプス固定が必要になりますが、骨に直接アプローチしているため、半永久的な効果を期待できます。腫れなどが1〜2週間程度続くうえに、ギプス固定が1週間必要になるため、その代打は休暇を取得しておくことをおすすめします。

また骨がしっかりと固定される2〜3ヶ月の間は、鼻に負担がかかる行動は控えましょう。

小鼻手術

小鼻手術とは、横に広がった小鼻を縮小する手術です。小鼻が小さくなることで、鼻の穴が目立ちにくくなる効果も期待できます。小鼻手術には、切る術式と切らない術式があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

切る術式は、小鼻や鼻を確実に小さくできるうえに、効果が半永久的に持続するのがメリットです。しかし、術後に腫れや痛み、内出血などのダウンライム比較的長く生じるのがデメリットとしてあげられます。

一方で切らない術式は、皮膚表面に傷ができません。ダウンタイムも比較的短いため、日常生活への支障が少ない傾向にあります。しかし、切る術式に比べると小鼻を小さくできる範囲に限界があります。より確実に効果を出したい方には、向いていません。

鼻尖形成・鼻尖軟骨移植

鼻尖形成とは、鼻の先にある左右の軟骨を縫い寄せて留めることで鼻先を高くする施術です。鼻の穴中から行う術式であれば、皮膚表面に傷ができることはありません。皮膚表面を切開をせずに鼻先を高くしたり、Eラインを整えられるのがメリットです。

鼻尖軟骨移植は、耳などから軟骨を採取し、それらを鼻先に移植して高さを出す施術です。自家組織を使用するため、拒否反応やアレルギーのリスクが低く、自然な仕上がりになるのが魅力です。

鼻尖形成・鼻尖軟骨移植のデメリット

鼻尖形成は、軟骨を糸で留めているだけの状態のため、元に戻ってしまう可能性があります。ほかにも思うような効果を得られない可能性があるのがデメリットです。

さらに鼻先の脂肪が多い場合は、糸で留めるだけでは効果を期待できないケースもあります。そういった場合は、ほかの施術との組み合わせが必要になります。

また鼻尖軟骨移植のデメリットは、軟骨採取部位と鼻を切開しなくてはならない点です。傷跡はわずかに残る可能性がありますがほとんど気になることはないでしょう。術後のダウンタイムは切らない鼻尖形成に比べると長くなる傾向があります。

鼻中隔延長術

鼻中隔延長術とは、耳介軟骨などの自家軟骨を採取し、鼻中隔に移植を行います。
鼻翼軟骨を移植した自家軟骨に縫い付けて鼻尖を下げたり高さを出す施術です。鼻尖軟骨移植と同様に自家組織を使用するため、アレルギーや拒否反応のリスクが低い傾向にあります。

しかし、耳介軟骨だけで鼻尖を伸ばそうとすると長さが足りない可能性があります。無理に施術を行うと鼻尖鼻柱に傾きが生じるリスクがあるため、その場合は肋軟骨などを移植することもあります。
医師とよく相談して自分に合った施術を受けることが大切です。

鼻整形後に他の美容施術を受ける際の注意点

鼻整形後に美容施術を受ける際の注意点を紹介します。

レーザー治療・脱毛

レーザー治療や脱毛は、肌に赤みがないくらい落ち着いていれば問題ありません。ただし、赤みがある状態で施術を受けてしまうと、色素沈着のリスクが高くなってしまいます。どうしても受けたい場合は、赤みがある部分を避けて施術を行ってもらいましょう。

他の部位の手術

鼻周辺のシミ取りやほくろ取りを検討している方は、鼻整形前に受けておくのがおすすめです。術後に受けても問題ありませんが、長いと2週間程度ギプス固定をしなくてはならないためです。

また手術ではありませんが、ドクターズコスメは、生傷でなければ使用しても問題ありません。ハイドロキノンは傷の色素沈着予防にも効果を期待できます。

鼻整形後の症例写真

鼻整形後の生活についてのよくある質問

鼻整形後の生活についてのよくある質問を集めました。

メイクはいつから可能?
鼻に痛みや違和感がある場合は?
ダウンタイムの期間はどのくらい?

それぞれについて回答しています。

メイクはいつから可能?

基本的に患部を避ければ翌日から可能です。ただし、クレンジングや洗顔の際にギプスが濡れてしまう可能性があるため、ギプスが取れるまではメイクをせずに過ごすのがおすすめです。

鼻に痛みや違和感がある場合は?

術後3〜4日程度は痛みや違和感が強く出る傾向にあります。その後1週間程度で落ち着くため、様子をみましょう。痛みが強い場合は、クリニックから処方される鎮痛剤などを服用してください。あまりにも痛みが強かったり、症状が治まらなかったりする場合は、クリニックに相談しましょう。

ダウンタイムの期間はどのくらい?

施術によって異なりますが、一般的に1〜2週間程度です。その間は、ギプスやテープによる固定が必要になります。クリニックによって左右されるため、詳しくはカウンセリングの際に確認しておきましょう。

まとめ


まとめ

鼻整形のダウンタイム中は、強く鼻をかんだり、うつ伏せ寝だったりなど傷口の刺激になような行動はNGです。ダウンタイムの悪化を防ぐために、入浴や激しい運動、飲酒なども控えてください。

しかし、ダウンタイムが終わってしまえば、基本的にできなくなることはありません。強いて言えば格闘技やラグビーなど鼻が折れる可能性のあるスポーツは控えることをおすすめします。リスクやデメリットを踏まえ、鼻整形を受けるか検討しましょう。