目を大きくする方法が知りたい!原因と改善方法をご紹介
記事監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック郡山院 院長
安齋誠基
- 岐阜大学医学部医学科 卒業
- 上都賀総合病院
- 大手美容クリニック 院長
目が小さくメイクが生えなかったり、写真映りが悪かったりすることから「目を大きくしたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。目は顔の印象を大きく左右するパーツのため、理想の形に近づけたい方は少なくありません。
本記事では、目を大きくする方法を解説します。目を大きくする方法や施術に関するよくある質問も紹介しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
目の平均的なサイズはどれくらい?
日本人の目の平均的なサイズは、横幅が2.7〜3cm、縦幅が1cm程度とされています。さらに男女によって異なり、男性は横幅は2.9cm程度、女性は2.7cm程度です。女性よりも男性のほうが大きい傾向にあります。
また黒目の平均値は個人差がありますが、11〜12mm程度とされています。目の大きさは男女比があるものの、黒目や眼球の大きさは変わらないのがポイントです。
しかし、これらの数値はよりも大きいからといって必ず目が大きく見えるわけではありません。他のパーツや瞳の露出具合によって左右されます。
目が小さいと感じる原因
目が小さいと感じるには、ただ目のサイズが小さいだけではありません。主に下記のような原因が関係しています。
- 一重である
- 眼瞼下垂の影響
- 眼輪筋のコリ
- 蒙古ヒダの厚み
それぞれについて詳しく解説していきます。
一重である
目が小さい原因の1つ目は、一重であることです。日本人は、生まれつき二重まぶたの人は3割程度といわれており、残りの7割の人が一重まぶただといわれています。
一重は、二重に比べると眼球の露出度合いが少ないため、目が小さく見える傾向にあります。ほかにもまつ毛が瞳に被さったり、まつ毛の生え際が見えづらかったりするのも原因です。
さらに一重の人は、まぶたの脂肪が多かったり、皮膚が厚かったりすることで腫れぼったい印象になるケースも少なくありません。
眼瞼下垂の影響
眼瞼下垂によって目が小さく見えている可能性もあります。眼瞼下垂とは、まぶたが下がってきて視界が悪くなってしまう病気です。主な原因は、上まぶたを上げる筋肉が弱くなったり、それらの付着している腱が伸びてしまったりすることがあげられます。
まぶたが開けづらくなってしまうため、黒目の露出度合いが半分程度になってしまい、目が小さく見えてしまいます。目が開かないため、眠そうな印象を与えることもあるでしょう。
また眼瞼下垂は、見た目の問題だけでなく、肩こりや頭痛、視界不良といったトラブルの原因にもなります。保険適用で手術を受けられるケースもあるため、眼瞼下垂の可能性がある方は、一度クリニックに相談しましょう。
眼輪筋のコリ
目の周りには、眼輪筋という目を閉じる筋肉があります。この眼輪筋が眼精疲労などによって血流が悪くなると、眼輪筋のコリが生じます。コリを放置していると、眼輪筋の力が弱まり、目をしっかりと開けづらくなってしまうのです。その結果、目の縦幅が狭まり、目が小さくなったと感じる可能性があります。
蒙古ヒダの厚み
蒙古ヒダが発達していたり、厚みがあったりすると目が小さく見えるケースがあります。蒙古ヒダとは、目頭に覆いかぶさっている皮膚のことを指します。目頭にある涙丘(るいきゅう)が見えない方は、蒙古ヒダが発達している可能性が高いでしょう。
また蒙古ヒダに厚みがあると、目が小さく見えるだけでなく、離れ目に見えやすい傾向にあります。蒙古ヒダの厚みや張りはセルフケアで改善するのは難しいため、美容クリニックで目頭切開を受けるのがおすすめです。
今すぐできる!目を大きくする改善法
筋肉のコリやむくみなどで目が小さく見えている場合は、セルフケアで改善を期待できます。ほかにも目を大きく見せたい方は、下記のような方法がおすすめです。
- 目のまわりの筋肉を優しくほぐす
- 二重メイクに挑戦する
- カラーコンタクトを着用する
それぞれについて詳しく解説していきます
目のまわりの筋肉をほぐす
長時間パソコンやスマホ使うなど眼精疲労が溜まりやすい方は、目の周りの筋肉をほぐすのが効果的です。下記の手順に沿ってマッサージを行ってみましょう。
- 人差し指の第二関節で上まぶたの眉頭を指圧する
- 人差し指の腹で下まぶたの目頭を指圧する
- 人差し指の第二関節でこめかみを指圧する
1〜3の流れを1日3セットを目安に行いましょう。お風呂に入ったり、テレビを見たりしている際に行うのがおすすめです。ただし、皮膚を強く擦るなど摩擦を与えてしまうと、たるみやシミになる可能性があるため、優しく行うのがポイントです。
二重メイクに挑戦する
一重の人は、二重メイクに挑戦するのもおすすめです。二重テープやのりを使えば簡単に二重を作れます。多少テクニックが必要になりますが、SNSなどに二重メイク動画などが掲載されているため、気になる方はチェックしてみましょう。
ただし、二重テープなどは、まぶたの負担になりやすい傾向にあります。続けていると、まぶたがたるむ可能性もあることを留意しておきましょう。
カラーコンタクトを着用する
カラーコンタクトを着けることで、黒目が大きく見えます。黒目の大きさを広げる施術はないため、黒目に悩みがある方は、カラーコンタクトがおすすめです。
はじめてカラーコンタクトを使用する方は、まず眼科で診察を受けましょう。目の病気の有無や目のカーブや度数などを調べる必要があります。特に目のカーブに合っていないレンズを使用すると痛みが生じる可能性があるため、必ず眼科を受診しましょう。
眼科を受診せずに市販のカラーコンタクトを使ってしまうと、失明などのリスクが高まります。ドライアイや視力低下の可能性もあるため、注意しましょう。
目を大きくする施術を紹介
確実に目を大きくしたい方は、美容医療がおすすめです。おすすめな施術は下記のとおりです。
- 埋没法
- 切開法
- 目頭切開
- 目尻切開
- 眼瞼下垂の治療
それぞれの施術方法やリスクなどについて解説していきます。
二重整形(埋没法)
二重整形(埋没法)とは、医療用の糸をまぶたに通し、留めることで二重を形成する施術です。使用する糸は細いうえに、まぶた内に埋没されるため、外側から糸が見えることはありません。施術時間は10分程度と短く、ダウンタイムも少ない傾向にあります。腫れや内出血が生じる可能性はありますが、メイクで隠せる程度の症状です。
ただし、埋没法は糸でまぶたを留めている状態のため、取れてしまう可能性があります。一生涯持つ人もいるため、一概に◯年程度は持つと断言できません。まぶたの状態によっては、切開法が適しているケースがあることを留意しておきましょう。
二重整形(切開法)
二重整形(切開法)は、理想の二重ラインに沿ってまぶたを切開・縫合し、二重を形成する施術です。施術の過程で余計な皮膚や脂肪を除去できるため、まぶたが重い方でも理想の二重を実現しやすいのが特徴です。
施術時間は1-2時間程度で、半永久的な効果を期待できます。皮膚を癒着させているため、埋没法のように取れてしまう心配がありません。
一方で切開を伴うため、ダウンタイムが長い傾向にあります。腫れや傷跡、内出血などが2週間程度生じ、完成形に仕上がるまでには1ヶ月程度かかります。さらに元に戻せないため、クリニックやデザインなどを慎重に選ばなくてはなりません。
目頭切開
目頭切開とは、目頭にある蒙古ヒダを切除する施術です。蒙古ヒダを切除することで、目の横幅が広くなり、目が大きく見えるようになります。ほかにも目と目の距離が近くなるため、離れ目に悩んでいる方にもおすすめです。
施術時間は30分〜60分程度です。施術7日目の抜糸までの期間は、目頭に糸がついた状態になります。腫れや内出血などが生じる可能性があるため、周囲に知られたくない方は休暇を取得しておくことをおすすめします。
目尻切開
目尻切開とは、目尻のきわを数ミリ切開する施術です。目尻を数ミリ切開することで、目の横幅が広くなり、目が大きく見えるようになります。切れ長でシャープな目元に仕上がるため、大人っぽい印象を目指したい方におすすめです。ほかにもツリ目できつそうな印象をもたれやすい方にも向いています。
施術時間は、20分〜30分程度です。デメリットとしては、切開した部分からはまつ毛が生えてくることはありません。目尻側の粘膜が目立ってしまうケースもあるため、デザインなどを慎重に考える必要があります。
眼瞼下垂の治療
眼瞼下垂治療は、まぶたにある挙筋と腱膜を腱板に縫い付けて短縮します。その後、余った腱膜を取り除き、縫い縮めることで目を開けやすくします。切開を伴う施術と伴わない施術があるため、詳しくはカウンセリングの際に相談してみましょう。
また眼瞼下垂の治療は、生活に支障が伴う場合では保険適用になる可能性があります。保険適用になると自由診療よりも安く受けることが可能です。しかし、保険適用だとデザインを選べなかったり、不自然な二重になったりする可能性があるため、メリット・デメリットを踏まえて選ぶ必要があります。
目を大きくする施術の症例写真
目を大きくする方法についてのよくある質問
目を大きくする方法についてのよくある質問を集めました。
- 整形のデメリットはありますか?
- 副作用が心配です
- メイクは施術後いつから可能ですか?
それぞれについて回答していきます。
整形のデメリットはありますか?
多くの美容整形には、メリットだけでなくデメリットも伴います。
施術方法によってデメリットは異なりますが、目を大きくする代表的な施術である埋没法のデメリットは下記があげられます。
- 糸が取れる可能性がある
- まぶたが厚い人は取れやすい傾向にある
- 人によっては目頭切開や脱脂を併用する必要がある
ほかにも切開法は、元に戻せなかったり、ダウンタイムが長かったりなどのデメリットがあります。美容整形を受ける際は、メリットだけでなく、デメリットやリスクについても理解しておくことが大切です。
副作用が心配です。
副作用やリスクが心配な方は、埋没法がおすすめです。切開をしないため、腫れや内出血などが少なく、万が一仕上がりに満足できなかった場合は、元に戻すことができます。
また副作用などのリスクを軽減するには、スキルの高い医師のもとで施術を受けることが大切です。術後は、医師の指示を守り、安静に過ごすことも忘れないようにしましょう。
メイクは施術後いつから可能ですか?
施術方法によって異なりますが、当クリニックで提供している「アリエルクイックループ」は施術直後からメイクが可能です。皮膚表面に一切傷を作らないため、ダウンタイムも短く、忙しい方でも受けやすい施術です。
まとめ
目が小さく見える原因は、一重まぶたや眼瞼下垂、蒙古ヒダなど様々です。セルフケアで目を大きく見せることは可能ですが、確実に効果を得たい方は、美容クリニックで施術を受けるのがおすすめです。
特に埋没法は、切開を伴わないため、美容医療初心者の方でも受けやすい傾向にあります。興味がある方は、まずはクリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。