脱脂はどんなクマ取り手術?施術時の注意点や成功するコツを解説
記事監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック郡山院 院長
安齋誠基
- 岐阜大学医学部医学科 卒業
- 上都賀総合病院
- 大手美容クリニック 院長
皮膚を切らないクマ取りとして話題の、脱脂。
脱脂でクマ取りする利点があるのか、脱脂以外の方法でもクマ取りできるのか気になっている人も多いでしょう。
本記事では、脱脂の特徴や他のクマ取りできる施術について紹介します。
脱脂でクマ取りをするときの注意点や、成功させるコツについても解説するので、クマ取りの仕上がりを美しくしたい方はぜひ参考にしてください。
脱脂は切らずにクマ取りできる施術
脱脂とは、皮膚を切開せずにクマを解消できる施術です。
下まぶたの裏側の粘膜部分を数ミリ切開し、クマの原因である脂肪を取り除きます。
脱脂で取り除いた脂肪は元に戻らないので、1度の施術で半永久的な効果を期待できます。
皮膚表面に傷が残らないうえに、ダウンタイムも短く済む点も人気の理由です。
麻酔も静脈麻酔を使用し寝ている間に施術を終わらせる方がほとんどです。
なお、脱脂に効果的なのは、目の下に影ができて黒っぽくなる黒クマです。
脱脂以外にクマ取りできる施術はある?
クマ取りの選択肢は、脱脂だけではありません。
脱脂以外のクマ取りできる施術を紹介するので、最も自分に合う治療方法を考えてみましょう。
脂肪注入
脂肪注入とは、自分の脂肪を目の下に注入する施術です。
基本的に、脱脂と併用して行われます。
脱脂で脂肪を取り除いてからあえて脂肪を注入することで、肌表面をなめらかにできます。
さらに脂肪に含まれる幹細胞により、血流を改善したりハリのある肌質へ導いてくれたりする点も嬉しいポイントです。
脂肪注入は、血行不良が原因で青っぽく見える青クマや、脱脂だけでは改善できない黒クマに効果があります。
余剰皮膚切除
余剰皮膚切除は目のきわに沿って、伸びた皮膚を切除する施術です。
目の下の皮膚を切除して縫合し、クマを解消します。
原則、当院では脱脂・脂肪注入と併せて行います。
そのため脂肪注入をしても解消できない、重度の黒クマや青クマに効果的な施術です。
ただし皮膚を切開することから、脱脂や脂肪注入のみの施術よりダウンタイムが長くなる点に注意しましょう。
余剰皮膚切除が必要か判断できない人は、医師のカウンセリングを受けてみてください。
脱脂でクマ取りするときの注意点
脱脂でクマ取りする際、事前に注意点を把握しておくとトラブル時も冷静に対応できます。
脱脂の注意点を紹介するので、施術までにチェックしてください。
ダウンタイムが1週間程度ある
脱脂でクマ取りすると、1週間程度のダウンタイムが生じます。
ダウンタイム中は、主に以下のような症状が出るでしょう。
- 腫れ
- むくみ
- 内出血
- 目からの軽い出血
メイクで隠せないほどの腫れ・内出血などは、2〜3日程度をピークに落ち着きます。
仕事や学校を2〜3日程度休むか、三連休を使って施術を受けると周囲にバレづらくなるでしょう。
クマの種類によっては効果を得られない
クマの種類によっては、脱脂で効果を感じられません。
クマ取りでは、クマの種類に適した施術をすることが重要です。
クマは、大きく以下4種類に分けられます。
- 黒クマ:目の下にできる影が原因でできる黒っぽいクマ。光を当てたら消えることで判断が可能。
- 青クマ:眼精疲労やストレスなどによる血行不良が原因の青っぽいクマ。目の下を引っ張って薄くなるかで判断できる。
- 茶クマ:色素沈着が原因の茶色っぽいクマ。目の下を引っ張ったら、皮膚と一緒にクマが動くかで判断する。
- 赤クマ:目の下の筋肉が透けることが原因でできる赤っぽいクマ。頬骨あたりを下に引っ張ったとき、赤みが増すかで判断する。
脱脂は黒クマに効果的ですが、青クマ・茶クマは治療できません。
クマの種類がわからない人は、医師の診察を受けましょう。
目の下がくぼむ可能性がある
脱脂で脂肪を取り除きすぎてしまうと、目の下がくぼむ可能性があります。
特に脂肪のふくらみが大きい人や、頬骨の下にある脂肪が少ない人、目と頬の境に溝がある人はくぼみやすいでしょう。
くぼみを防ぐためには、脱脂に脂肪注入を組み合わせるのがおすすめです。
脂肪を注入することで、皮膚の凹凸をなくせます。
目の下にシワ・たるみが生じることがある
脱脂により、目の下にシワ・たるみが生じたり増えたりするリスクがあるので注意しましょう。
脂肪を取り除いたことで余った皮膚がたるみ、シワやたるみが生じます。
特にもともとのたるみが強い人や皮膚の弾力が低下している人、脂肪の量が多い人、40代後半以降の人に多く見られるので注意してください。
脱脂でクマ取りを成功させるコツ
脱脂でクマ取りを成功させるためには、施術前後の行動が大切です。
クマ取りを成功させるコツを紹介するので、ぜひ実践してみてください。
クマの症状によって脂肪注入・余剰皮膚切除も組み合わせる
クマの症状に合わせて、脱脂に脂肪注入や余剰皮膚切除も組み合わせることが成功の近道です。
中程度から重度の黒クマや青クマは、脱脂では効果が得られ。
中程度の黒クマや青クマは脱脂と脂肪注入を併用し、重度の黒クマは余剰皮膚切除も組み合わせるとよいでしょう。
また複数のクマが併発している場合、それぞれのクマごとにアプローチすることが大切です。
どの種類のクマが多くを占めているか分析するのは難しいので、医師に判断を仰ぎましょう。
自分に合ったクリニックを選ぶ
脱脂でクマ取りする場合、自分に合ったクリニックを選ぶことが重要です。
クマ取りは医師の技術力に応じた仕上がりになるので、ハイスキルな医師を探しましょう。
さらに丁寧にカウンセリングしてくれるクリニックなら、自分の悩みを解消できる最適なプランを提案してくれる可能性が高くなります。
また万が一のトラブル時にすぐ頼れるように、アフターフォローが充実していることも大切です。
通いやすい立地であれば、不安になったときも気軽に受診できるでしょう。
ダウンタイム中の過ごし方に気をつける
脱脂でクマ取りを成功させるためには、ダウンタイム中の過ごし方にも気をつけましょう。
以下のような過ごし方をすると、ダウンタイムを短くでき、トラブルも起きにくくなります。
- 患部を触ったり擦ったりしない
- 目に力を入れない
- 入浴・飲酒・激しい運動など血行がよくなる行動をしない
血行がよくなると、腫れや内出血がひどくなるリスクが高くなります。
体を温めるより、患部を冷やすようにしましょう。
アリエル美容クリニック郡山院で脱脂によるクマ取り治療をしよう
アリエル美容クリニック郡山院の脱脂は静脈麻酔を使用するので、痛みに弱い人でも施術を受けやすいでしょう。
執刀経験が豊富な院長が施術することから、自然な仕上がりをかなえられます。
じっくりとカウンセリングをして施術計画を立てるため、納得してからクマ取りできます。
施術後、万が一のときは何度も無料で診察を受けられるのも嬉しいポイントです。
さらに郡山駅から徒歩1分かつ提携駐車場があるので、通いやすいでしょう。
脱脂で皮膚を切開せずにクマ取りしよう
脱脂は、皮膚を切開せずにクマ取りできる施術です。
ダウンタイムが短いうえに、傷跡も残らない魅力があります。
ただしクマの種類によっては、脱脂で効果を得られません。
自分のクマの種類を判断できない人や適切な施術方法を知りたい人は、まずクリニックの診察を受けましょう。
当院では、無料のカウンセリングを行っています。
カウンセリングを受けたら、必ず契約しなくてはいけないわけではありません。
脱脂について気になることがある方や、自分のクマは脱脂で治療できるのか知りたい方は、お気軽にお越しください。