小陰唇縮小術はどのように切除する?施術の流れや注意点を解説
記事監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック郡山院 院長
安齋誠基
- 岐阜大学医学部医学科 卒業
- 上都賀総合病院
- 大手美容クリニック 院長
小陰唇に関する悩みは非常にデリケートな問題です。
小陰唇が肥大化すると、色素沈着や炎症など、様々なトラブルが発生するおそれがあります。
クリニックでは小陰唇の部分切除を行う「小陰唇縮小術」によって、大きさや形を整えます。
傷口を丁寧に縫合し、適切な期間に抜糸することで傷跡はほとんど目立たず仕上がりも良好になるでしょう。
また施術前には局所麻酔をするため、痛みに関する心配はいりません。
本記事では小陰唇の切除術についての様々な側面について解説します。
小陰唇縮小術とは
小陰唇縮小術は、小陰唇を部分切除することで現状の悩みを解決できる手術です。
小陰唇への手術は、正確に切除と縫合を行う必要があります。
熟練した医師であれば術後の傷跡を最小限に抑え、形の整った小陰唇に仕上げられます。
施術の流れ
施術の流れは以下の通りです。
- カウンセリング
- デザイン設定
- 局所麻酔
- 小陰唇の切開・切除
- 傷の縫合
カウンセリングの段階で悩みや希望を把握し、デザイン設定で実際に切る範囲を決定します。
その後は局所麻酔を使用するため、小陰唇の切開・切除の段階から傷の縫合までは痛みはほとんどありません。
小陰唇を切除した際のダウンタイム
小陰唇縮小手術のダウンタイムは1週間ほどで、副作用には痛みや出血、腫れの症状がでます。
シャワーは術後、3〜4日経過したのちに可能です。
術後から5日ほど経過すれば副作用は和らぎ、1週間が経つ頃には出血も少なくなります。
2週間目からは入浴が可能となり、痛みや腫れがなくなるまでには一ヶ月以上必要です。
ダウンタイム中に副作用を悪化させないためには術後の指示に従うことが重要です。
激しい運動やサウナ、飲酒などの血圧が上昇する行為や、患部への刺激は避けましょう。
クリニックで小陰唇の切除をする際の注意点
クリニックで小陰唇縮小術をする際の注意点は以下の4つです。
- アフターフォロー体制の良いクリニックを選ぶ
- 抜糸してもらう
- 性行為は1ヶ月ほど控える
- 生理中は施術を受け付けない場合がある
注意点を十分に理解することで、問題を回避できる可能性が高まります。
アフターフォロー体制の良いクリニックを選ぶ
アフターフォロー体制が充実しているクリニックを選ぶことで、問題が発生した際直ちに対応してもらえます。
婦人科形成は特にデリケートな領域のため、アフターケアの点でも信頼できるクリニックを頼ることが重要です。
術後のカウンセリングや、万一トラブルが起こった際の処置の速さなどを含め、事前の備えも検討対象にすることがおすすめです。
性行為は1ヶ月ほど控える
施術後は少なくとも1ヶ月間はあらゆる膣内性行為を控えることが重要です。
治癒を適切に行うためでもあり、感染症を引き起こすリスクを減少させることも目的です。
施術方法によっては2〜3週間で性交渉が可能となるため、気になる場合は医師、あるいはパートナーと相談して内容を検討しても良いでしょう。
傷を早く治すための施術方法を選択する場合は、費用が高くなる可能性もあるため注意してください。
生理中は施術を受け付けない場合がある
クリニックによっては、生理中は施術を受け付けてくれない場合があります。
予約時には生理予定日を避けて施術日を決めるかと思いますが、生理不順などを理由に予定が立てにくい人もいます。
施術予定日を変更することが望ましいですが、学業や仕事の都合で休みが取れない状況であれば、生理中でも施術が可能なクリニックを検討してはみてはいかがでしょうか。
小陰唇の切除術がおすすめの人
小陰唇縮小術がおすすめの人は、小陰唇に関して何らかの悩みを持っているかどうかです。
悩みの解消を検討する際には、まず医師の診断を受けることが好ましいでしょう。
大きさや形に悩んでいる
小陰唇が大きすぎたり、左右の形が違ったりする原因は先天性やホルモンバランスの影響などによるもので、小陰唇の切除術によって解消できます。
小陰唇肥大に関しては、擦れることで痛みが発生し黒く変色しやすくなるため、小陰唇縮小術によって悩みを解消することがおすすめです。
黒ずみを改善したい
施術を受けることで黒ずみも解消できる可能性はあります。
ただし全てが良くなる訳ではなく、切除部分に対してのみ有効になるため注意が必要です。
もっとも、ヒダの先端部分は黒ずみも多くなるため、見た目の黒さは大きく改善されるでしょう。
匂いや汚れが気になる
小陰唇の匂いの原因には細菌感染や性病の可能性もありますが、小陰唇肥大が要因となっていることも考えられます。
また小陰唇肥大は、汚れや垢がたまりやすいことも特徴の一つです。
このような悩みでも、小陰唇縮小術によって状態の改善が期待できます。
アリエル美容クリニックが扱っている婦人科形成
アリエル美容クリニックでは、小陰唇縮小術の他に、副皮切除術も行っています。
副皮は小陰唇と大陰唇の間にある皮膚です。
傾向として、副皮が大きい人は小陰唇肥大となりやすいため、小陰唇縮小術と並行して施術を希望される人もいます。
当院に在籍する医師は実績・技術ともに優れており、お客様の悩みに沿った丁寧なカウンセリングと、安全性が高い施術方法を心がけています。
婦人科形成は皮膚が柔らかく血流が多い部位を対象とするため難易度が高く、医師の技量が欠かせません。
小陰唇縮小術を含め、婦人科形成をご検討であれば、ぜひアリエル美容クリニックまでお問い合わせください。
まとめ
小陰唇の大きさや形、黒ずみなどの悩みは、小陰唇を部分切除する小陰唇縮小術によって解消できます。
技術・実績の優れた医師を選び、カウンセリングの段階で現在の悩みや要望を医師に伝えることで、希望に沿ったデザインを決定します。
アフターフォロー体制が整っているクリニックであれば、もし問題が発生した場合でも、直ちに対応してくれるでしょう。
ダウンタイム期間は1週間ほどですが、傷の回復には個人差があります。
痛みや出血が落ち着くまでは、血行が上昇する行為は控え、安静にしましょう。